社会福祉法人 湖成会

自分の原点となった特別養護老人ホームのような施設を

齊藤 雄介さん

齊藤 雄介

法人名 社会福祉法人 湖成会
入職年 2000年
社会福祉法人 湖成会に新卒で入職。特別養護老人ホーム「月のあかり」の施設長を8年務める。自身が最初に配属された「百恵の郷」のような施設を作りたいという想いから、新規事業にも積極的に携わる。

好みや個性に合わせて選べる
コンセプトの異なる施設

社会福祉法人 湖成会に新卒で入職しました。今は、特別養護老人ホーム 「月のあかり」で施設長を務めています。祖母が看護師、母が保育士という環境で育ったためか、昔から福祉の仕事に興味がありました。社会福祉法人 湖成会を選んだ理由は、最初に入職した施設が自宅から近かったから。家から歩いて5分くらいの場所にあったのが特別養護老人ホーム「 百恵の郷」でした。介護職員として3年働いたあと、入所の生活相談員を8年。その後は新規事業の立ち上げに携わってきました。
今、施設長を務める「月のあかり」も立ち上げから参加させていただいた施設です。湖成会の施設は、よく“介護施設っぽくない施設”として注目されることが多いのですが、似た施設がないのも特徴のひとつだと思います。利用者さまにも個性や好みがあって、和風の建物が好きな方もいれば洋風が好きな方もいますよね。好みに合った暮らしの場を選べるようにと、それぞれコンセプトを変えています。

新規事業でもっとも力を入れた
理想のチームづくり

湖成会で22年間勤めてこられたのは、入職時に配属された「百恵の郷」での経験がすごく大きいと思います。この施設は、職員たちがひとつの目標に向かってみんなでやっていこうという結束感が強い、本当に理想のチームでした。例えば僕が「地域向けにこういう企画をやりたい」と提案すると、「あ、いいね!みんなでやろう」と言ってくれるようなチーム。その空気感が伝わっていたのか、利用者さまや地域からも愛される施設でした。
湖成会で新規事業立ち上げを誰がやるかという話がでたときに、自分も「百恵の郷」のような施設を作りたいと思い、自ら手を挙げたという経緯があります。ただ、いくら理想を掲げても最初はうまくいかず…。新規事業の立ち上げで一番苦労した点はチームづくりですね。この経験を通じて、職員一人ひとりとコミュニケーションをとり、自分の想いを伝えるということが重要だと実感しました。

自分の想いはもちろん、
代表の想いも繋いでいけるように

「月のあかり」の立ち上げから携わらせていただいて8年。ようやく理想のチームに近づいてきているかなと思います。今はコロナ禍で自粛しがちですが、利用者さまが「家に帰りたい」とおっしゃったときに、職員から「みんなで叶えてあげようよ」という声が上がったときは、やってきてよかったなと実感しました。もちろん、僕一人の力ではありません。周りの支えや職員の協力があったからこそ、いい雰囲気になっているのだと思います。ここに辿り着くまで8年かかってしまいましたけどね。
僕の原点である「百恵の郷」は、実は湖山代表がグループで始めて立ち上げた特別養護老人ホームです。そこで働かせていただいた経験から、「百恵の郷」と同じような雰囲気の施設を別の場所にも作りたいという想いで新規事業の立ち上げに挑戦しました。恐らく、代表もこの施設には特別な想いがあると思います。「月のあかり」をはじめ、僕が今後関わっていく施設に、代表の想いも含めて繋いでいきたいです。
(本インタビューは2023年2月に実施した内容です)