グループで働くセラピストが情報交換できる場を
田部 光行さん
法人名 医療法人社団 平成会
入職年 2004年
介護老人保健施設「グリーンケアハイツ」に理学療法士として入職した田部さん。新規事業の立ち上げなどを経て、今度は管理者として「グリーンケアハイツ」に戻り4年目を迎える。
利用者さまを支える立場から
職員をバックアップする管理者へ
医療法人社団 平成会に入職する前は、千葉県の病院で理学療法士をしていました。介護老人保健施設「グリーンケアハイツ」で理学療法士を募集しているという話を聞いたのは、通っていた学校の恩師から。地元である福島県に戻ろうと思っていたタイミングなので興味をもちました。当時、山内経営理事がわざわざ千葉県までお越しいただき、湖山医療福祉グループの理念や法人の説明をしてくださり、入職を決めました。
「グリーンケアハイツ」では、理学療法士を7年間務めたのち、新規事業としてリハビリに特化したデイサービスセンターの立ち上げに携わらせていただきました。それがデイサービスセンター「アルク」。理学療法士兼管理者として、マネジメントにも関わるようになりました。その後、会津事業部の課長を経て、今は「グリーンケアハイツ」の事務長として施設の管理運営・人事などを担当しています。
全国各地のリハビリ職員が
情報交換できる場を
湖山医療福祉グループでは、300人を超えるセラピストたちが活躍しています。しかし、施設や法人が違うとなかなか関わる機会がありませんでした。そこでできたのが「リハ部会」です。研修を一緒にしたり、現場での悩みを共有し解決したりする場を作ろうと、別法人に所属する理学療法士の一人が中心となって立ち上げました。私も各法人へ研修の連絡をするなど、その方のサポートをする形でリハ部会に参加させていただきました。
湖山医療福祉グループは特別養護老人ホームが多いため、1施設に配置されるリハビリ職が1〜2人程度の場合がほとんどです。その中で、自分たちがやっていることが正しいのかを判断する術がないため、リハビリ職が一同に集まって情報交換できる場は非常に貴重です。現在、リハ部会の運営は次の世代にお任せしているのですが、立ち上げに携われたことは誇りに感じています。
セラピストのキャリア形成と
今後の課題
私自身もそうなのですが、療法士は現場仕事が好きな人が多いので、マネジメントもしたいという意識をもって働かれている方は少ないのではないでしょうか。ただ理学療法士というのは、自分で計画を立てて実践し、結果を振り返って修正する、いわゆるPDCAサイクルを回す習慣が身についている職種です。だから、マネジメントや施設運営にも入っていきやすいと思います。湖山医療福祉グループには、管理者として活躍するセラピストが増えていますので、ぜひ挑戦していただきたいですね。
現場で働いているときは自分が利用者さまと関わればよかったのですが、管理者として職員をバックアップする立場になり、戸惑うことも多くあります。ただ、視野が広がり、自身にとってもいい経験になりました。この経験を活かし、次の世代の管理者を育てていくのが私の今後の課題です。
(本インタビューは2023年2月に実施した内容です)