社会福祉法人 水澄み会

新規事業から管理職まで。いろいろなことができるからおもしろい!

山根 忠昭

山根 忠昭さん

法人名 社会福祉法人 水澄み会
入職年 2003年
異業種から介護の道へ進んだ山根さん。介護職からスタートし、施設管理者やエリア責任者へとキャリアアップ。現在は、社会福祉法人 水澄み会と医療法人社団 水澄み会、両法人の事業に携わる。

専門学校を中退するも、
両親への感謝の気持ちから再び介護の道へ

高校を卒業して介護の専門学校に進学したのですが、事情があって退学。島根県にある実家へ戻ることになりました。しばらくは小さなケーキ屋でパティシエをしたり、祖父がやっていた自営業を手伝ったりしていたのですが、専門学校の費用を出してくれた両親に申し訳ない思いがあり、再び介護の道を目指そうと決意。介護未経験、無資格でも挑戦できるところを探していたときに見つけたのが水澄み会でした。
ただ、実家から施設が少し離れており、改めて実家を出て一人暮らしをすることに。両親に介護士として成長した姿を見せたかったため、働きながら介護福祉士の資格を取得しました。介護職で入職して、現場はもちろん、施設の管理者や事業所・エリアの責任者など、いろいろな経験をさせてもらっています。

前職の経験を活かし
手作りケーキで利用者さんをお祝い

入職後は介護老人保健施設「アゼーリみずすみ」で2年間介護士をして、グループホーム「もやいの家 うのはな」へ異動。オープニングスタッフとして働いていました。その後、グループホームやデイサービスの管理者を経て、特別養護老人ホーム「ロング・レン」の施設長、そして島根県益田市エリアの事業部長代行をやっています。
この20年間いろんなことがありましたが、特に思い出に残っているのは前職のパティシエの経験を活かし、自分で焼いたケーキで利用者さんの100歳のお祝いをしてあげられたことです。おいしそうに召し上がっていたのを今でも覚えています。残念ながらその利用者さんは103歳で亡くなってしまったのですが、ご家族が当時のエピソードを嬉しそうに話してくださってお礼を言われたときは、この仕事をしていて本当によかったと思いました。

社会福祉法人 水澄み会を
もっと大きな法人に

医療法人社団 水澄み会はこの20年間で拠点や施設数が増え、法人の規模もずいぶん大きくなりました。新規施設の立ち上げでいうと、松江市に2022年に開設した「松江センターアゼリア」の公募から建設まで携わることができたのも貴重な経験です。次の課題は、社会福祉法人 水澄み会をもっと大きな法人にすること。今は関東圏に新しい施設を出したいと思って、公募にはいくつか応募しているのですが、残念ながら叶えられていないのが現状です。
関東に進出するとなると、施設の規模も必然的に今よりも大きくなり、人材の確保も必要です。人材育成に関しては湖山医療福祉グループの強みだと思いますので、近隣の法人や首都圏の法人としっかり連携をとりながら「松江センターアゼリア」のときの経験を活かし、社会福祉法人 水澄み会を成長させていきたいです。
(本インタビューは2023年3月に実施した内容です)